
ひょっとして、いつも行くコンビニのスタッフさんに恋なんかしてませんかー?
今回は、私が店長として働くコンビニで、客とスタッフが実際に付き合うまでに発展したケースを、実話をもとにいくつか紹介させていただきます。
スタッフ達には、何が付き合うポイントになったのかも包み隠さず教えてもらいました!
また、コンビニで働くスタッフは、どのようなタイプ(性格)が多いのかも、合わせて情報提供します。
私の記事が、少しでもお役に立てば幸いです。
コンビニでバイトしてる店員さんと客が付き合う可能性はあるのか!?
コンビニ店員の性格とは…
コンビニで働く16歳~22歳(高1~大学4年)ぐらいまでのスタッフは、男女問わず比較的地味なタイプ(性格)が多いように感じてます。
例えば、スタバなどのお洒落なカフェなどで働くことに憧れはあるが、そういった職場で働くことに、少しだけ苦手意識を持ったような…
そんなタイプが多いように感じてます。
16歳~22歳(高1~大学4年)ぐらいまでの、コンビニで働くスタッフの性格をまとめてみました。
・高校に入学して初めてのバイトがコンビニ
・接客を学びたいと考える真面目な大学生
・家庭の事情で高校を中退、もしくは最初から高校に通ってない若者(16歳~18歳)
・地方から上京し、生活のためにに昼夜関係なく働きたいフリーター(18歳~22歳)
コンビニは初めてのバイトとして人気があります。
仕事内容がある程度想像できることから、不安が少なく感じるのかもしれませんね。
それでは実際にあった、スタッフと客との恋愛を幾つか紹介させていただきたいと思います。
常連からいきなりのアプローチ…
まず失敗例から紹介します。
毎日弁当を買いに来る常連さんのお話しです。
彼は割とイケメンだったと思います。
タイプは、どちらかというとワイルド系で年齢は20歳~25歳ぐらい…
スタッフの彼女は22歳で、慶応大学に通う、いわゆる高学歴女子でした。
彼女はお金持ちの家庭ではなく、一般家庭から受験勉強を頑張って、大学から現役で慶応に合格した頑張り屋の女の子でした。
就活中で、何時もスーツ姿で出勤してた彼女は、接客業の経験がないので就活に活かしたい!
志望動機はそんな理由でした。
以前は塾講師のバイトをしてたそうです。
そんな彼女に彼は突然、自分の携帯番号を記したメモを渡してきたのです。
レジで会計中に、うまく彼女のところに順番が回るように合わせたのでしょうか…
最初はよく意味が理解できなかった彼女は、メモを渡されたとき思わず…
『ありがとう御座います!』
そう答えて、受け取ってしまったようです。
で、結論ですが…
このケース、ほぼNGです!!
このような前置きなしの、いきなりのアプローチは私が知ってる限り全滅です。
しかもこの時は…
『店長、気持ち悪いんで捨てていーですか?』
そ、そこまでしなくても…
そう思いましたが…
『〇〇さんの好きにしたら…』
そう答えるのが精一杯でした。
客のタイプは様々ですが、実はこのパターンは結構よくあります。
ただ、私の知ってる限りは全滅です。
『なんで?カッコよくなかった?』
そんな風にも聞いてみましたが…
「話したことないのに気持ち悪いです…」
とか…
「話したことないのに私の何がわかるの?」
感覚としては、容姿だけで興味を持たれること自体に、彼女たちは嫌悪感があるように感じました。
コンビニスタッフへのいきなりのアプローチは、失敗の可能性が高いので止めときましょう…
シフトが終わる時間に待ち伏せして告白…
結論から申し上げますと絶対NGです!
はっきり言って怖がられます!
怖くなって、そのまま来なくなってしまった女の子も過去にいました。
自分の気持ちを伝えたい!!
気持ちは分かりますが非常に迷惑です。
シフトが終わる時間の待ち伏せだけは絶対に止めてください!
また、偶然を装っての待ち伏せも絶対NGです。
これ、実はたまにあります…
スタッフは、常連であれば意外と顔は覚えてます。
店内でも、あなたの視線には薄々気づいてる可能性があります。
そんなあなたに、店外で偶然を装って声でも掛けられたら…
『あ、あの視線は偶然ではなかったんだ…』
『家バレしてたらどうしよう…』
そんな風に思われ、恐怖さえ感じさせてしまう可能性があります。
コンビニのレジの下には、バックルームの私を呼び出すためのブザーがあります。
何か問題があった時に鳴らすブザーです。
今後は、あなたが来店したと同時にブザーを鳴らされてしまいますよ…
あなたが帰るまで、私とレジを交代するために…
これも実際にあった話です…
店長の立場としても、外での待ち伏せだけは絶対に止めてください!
レジでのアプローチ!…
ここまで読んでいただいた方なら、お察しがつくと思いますが、これもNGです!
ただ、自分の携帯番号のメモを渡すとか、待ち伏せするなのどの行為と比べると、彼女たちの反応はそこまで悪くないです。
話し掛けてもらって、素直に好意を持ってもらえること自体は、嬉しいと感じるようです。
自分の仕事を評価してもらった、そんな気持ちのもなるのかもしれませんね。
NG行為は…
今後の展開が怖い!
そう思わせてしまうような行為で、待ち伏せや返事待ち(メモ)がそれに該当します。
例えば…
軽い感じで『一目ぼれしちゃったよ…』
とか…
軽い感じで『いつも、かわいいねー!』
など…
こんな風に軽い感じでアプローチされることは、彼女達にとっては、ある種の自慢になってるようにも感じました。
他の女性スタッフに対しての優越感のような…
『店長、〇〇さんに可愛いーって言われましたー』
私に自慢げに話してくれたスタッフもいました。
ただそれだけで、そこから発展したケースは私の知る限り、残念ながらありません…
客と実際に付き合ったケース…
私の知ってる限りでは成功例は3例あります。
1例目はバイト中に中学時代の先輩が偶然来店して、その後外で会うようになり、そのまま付き合うことになったようなので今回は省きます。

客がスタッフと付き合うことに成功した例の共通点は、少しずつ距離を縮めていったこと。
「よく見かけるけど、週何回働いてるの?」
「たまに見かけるけど、週末だけなのかな?」
最初は短めにこの程度だけです。
レジでは次の客が待ってることも多いコンビニでは、1回の会計にかけられる時間はほんの数秒です。
まずは、その数秒間で自分を印象つけます。
ここで自分を売り込むような行為はNG!
存在だけでも認識してもらえたら、ファーストステップは成功です。
セカンドステップ(高2女子)の場合…
声を掛けられたことで、彼女は多少なりと彼の事は意識してたようです。
ただし、この時点で全く特別な感情はありません。
その後も、彼女はシフトの度に何度か彼の姿は見かけたようですが、声は掛けられなかったようです。
ただ、目があえば軽く会釈はしてくれてたとか…
この行動も、後で考えるとよかったのかも…
そしてある日…
「〇〇ってあるかな?」
コンビニには、たまにプライスだけあって欠品してる商品があります。
その彼が、作戦だったのか、偶然だったのかはわかりません。
店が空いてたこともあり、彼女はバックルームの在庫を調べたり、次回の入荷日まで調べたようです。
結局、在庫は無かったのですが、この後、彼はお茶を2本購入して、そのうちの1本を彼女に差し入れて帰ったようです。
『探してくれて(調べてくれて)ありがとね!』
そう声をかけて…
これで完全に、彼女も彼を意識するようになったようです。
仕事を褒められたことが、彼女はとても嬉しかったようで、彼らはこの後付き合うことになるのですが、私はこれが最大のポイントになったのではないかと考えてます。
仕事の経験がさほどない彼女たちにとって、仕事を褒められることは特別なのです。
この後は、来店するたびに少しずつ会話を交わすようになり…
ただ、その彼は、彼女のことは一切聞いてこなかったようです。
自分は大学生でこんな勉強をしてるとか…
自分はこんなバイトをしてるとか…
こんな音楽や映画が好きとか…
こんな本が好きとか…
あくまでも自分のことを、少しずつ話してくれたようです。
結果的には、音楽の趣味での共通点がきっかけで、帰り際に、買い物したレシートの裏に、メアドを書いて渡してくれたようです。
その後、彼女はそのメアドに連絡することになるのですが、電話番号ではなく、メアドだったことも好印象だったようです。
その後、もちろん私にデートの内容までは報告してくれませんでしたが…
結局、付き合うことになったようです。
セカンドステップ(大学3年女子)の場合…
その彼は、いわゆるドカチンです。
夕方、ハイエースに同僚4、5人で乗り付け…
“チキンにビールとたばこ”みたいな、こってこてのガテン系兄さんたちのグループです。
そして彼もまた、会計の時にはレジで…
『これ、美味いかな?』
とか…
『今日、めっちゃ暑くない?』
など…
ポイントとなるのは、やはりここでも下心は全く見せない軽い会話です。
たったこれだけの会話でも、スタッフはあなたを意識するようになるのです。
もちろん、この時点は好意ではありません。
つまり、話し掛けてくれる行為自体は、とても嬉しいことのようなのです。
スタッフとして、どこか認めてもらえたような…
『店長、今日お客さんが声をかけてくれました!』
嬉しそうに私に報告してくるスタッフもいます。
ただ、絶対に下心を見せてはいけません。
下心を感じさせてしまえば、キモイ!で即終了です。
ドカチン兄さんたちは、1つの現場が終わるまでは、ほぼ同じルーティーンで来店します。
雨が降らなければ、月~金、同じような時間に来店して、”チキンにビールとたばこ”…
それを現場が終わるまで繰り返します。
1度話し掛けられたことで、次回は彼女も意識してますので、そこでまた話しかけてあげると、彼女たちはさらに喜びます。
しかし、仕事の邪魔になってはいけません…
タイミングが合わず、別レジでの会計になってしまえば、少し寂しささえ感じることもあるようです。
最終的には、これも結果オーライだったのかもしれません。
その後、彼女は色々と質問されたようです。
『部活やってないの?』
とか…
『この辺が地元なの?』
など…
こんなやり取りが続いたある日…
いつも一緒に来店する、このお兄さんの同僚が…
『こいつ、お姉さんのこと好きみたいよ!』
この一言で”キュン!”っとしちゃったみたいです。
“キュン!”としちゃったわけですから、当然その反応をみて手応えを感じた兄さんは…
連絡先を渡してきたようです。
でも、すぐにではありません。
現場が終わりに近づいた頃、そのことを伝えた上で、連絡先を渡してきたようです。
しかしその頃にはもう、彼女は既に兄さんをかなり意識してました…
現場が終われば、もう会えなくなる可能性も相なり
『店長、なんて連絡したらいーですか?』」
私は立場的にも、適当な事は言えませんので、その質問には答えませんでしたが…
『お疲れ様です!今日はありがとう御座いました。』
そんなメッセージを送ってその日は帰宅しました。
事後報告だったのですが、その後、外で何度か会って付き合うことになったようです。
この記事のまとめ
彼女達の話を聞いて感じたことは、始めはスタッフとして接すること、そしてスタッフとして認めてあげる事が何より大事だと感じました。
何度も申し上げますが、この段階で下心を見せてしまえば”キモイ!”で即終了です。
コンビニで働くスタッフとして、仕事を認めてもらえたことが嬉しくて、これが結果的に好印象を与えることに繋がります。
時間は掛かりますが、慌てずに焦らず、少しずつ時間を掛けて距離を縮めることが、コンビニで働く彼女達と付き合うチャンスに近づくのではないかと、店長の視点で感じました。
ちなみに私の働くコンビニでは、スタッフ同士の恋愛はそれなりにあります。
うちの店での出会いがきっかけで、結婚したカップルもいます。
日本人と外人が付き合ったケースもありましたね。
スタッフ同士の恋愛より、客とスタッフの恋愛は少だけしハードルが高いようにも感じました。
まあ、私はいつも見守るだけですが…
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとう御座いました。