
初めてのアルバイト…
コンビニなら私にもできるかなー…
結論から申し上げますと、1つ1つの業務は単純ですが、コンビニバイトは覚えることが結構たくさんあります。
それでも、初めてのアルバイトに、コンビニを選ぶ若者はたくさんいます。
理由は、よく行くコンビニだからこそ、他の仕事に比べれば、仕事の内容がある程度イメージできるからではないでしょうか?
でも、いざやるとなると不安が…
そこで本記事では、現役コンビニスタッフが選んだ、もっとも嫌な仕事と楽な仕事3選を、実際に私の勤めるコンビニのスタッフ達に聞いてみました。
コンビニバイトを検討中のあなたにとって、私の記事が少しでも参考になれば幸いです。
コンビニバイトは覚えること多いの?スタッフが選ぶ楽な仕事と嫌な仕事3選とは?
まずは、コンビニの基本シフトについて触れておく必要があります。
6~9時 | 9~13時 | 13~17時 | 17~22時 | 22~6時 |
斎藤 | 山田 | 田中 | 田中 | 川崎 |
高橋 | 高橋 | 鈴木 | 本田 | 安藤 |
一般的なコンビニは、ご承知の通り、24時間365日営業で休みはありません。
つまり、24時間365日、0時~24時まで、スタッフが入れ替わり勤務し、店を回していきます。
コンビニは、よほど客数が多くない限り、基本2人体制で回す店舗がほとんどです。
イメージとしては、あなたと、もう1人のスタッフの2人で店を回し、
バックルームに、店長やオーナーが控えてて、何かあればフォローしてもらいます。
店舗や働く時間帯によって、体制は若干異なりますが、殆どのコンビニが、そんな体制だと思っていただいて大丈夫です。
どの時間帯でも共通した業務…
当然ですが、最も大切で、最も重要な業務がレジ対応です。
最も最優先すべき業務であり、例え他の業務中だったとしても、最優先で取り組むべき業務です。
スタッフの業務は、カウンター側から、客が店内で選んだ商品のバーコードをスキャンしていきます。
レジでの業務は、商品のバーコードをスキャンするだけでなく、揚げ物やおでんなどのカウンター商品の販売や、公共料金、宅配便の受付などもあります。
レジ業務は、どの時間帯でもやることは一緒です。
コンビニは、24時間365日、全ての時間帯で同じサービスを提供します。
よって、今回紹介する、楽な仕事、嫌な仕事の3選は、レジ業務以外でリサーチしてみました。
レジ業務が無理だと、コンビニバイトは流石に務まりませんからね(笑)
嫌な仕事3選…
それでは、まず嫌な仕事から…
嫌な仕事3位…
納品された商品の、検品と品出しになります。
当然ですが、コンビニで販売してる商品は、全てベンダーと言われる業者から納品された商品です。
各カテゴリーの商品が、様々な曜日や時間帯に納品されます。
納品の中でも、特に量が多いのが、雑貨や加工食品、お菓子、酒、ソフトドリンク、ビールなど、常温のトラックで納品される商品です。
常温の商品の納品は1日1回です。
常温のトラックで納品される商品は、あらゆるカテゴリーの商品が、全て一括で納品されるので、その数も大量となります。
ちなみに常温以外のトラックは、冷凍アイスのトラック、冷蔵の弁当や総菜のトラック、常温のおにぎりや弁当のトラックなど、コンビニは、保存される温度帯によって、納品のトラックは全て異なります。
雑誌や新聞も含めると、1店舗の1日の納品数は、10~15回にもなります。
嫌な仕事3位は、納品の中でも、特に量の多い常温商品の納品となります。
つまり、1回で納品される量により、その品出しの大変さは全く異なります。
スタッフ達は、その日の納品量に一喜一憂します。
少なければ喜び、多ければ凹みます(笑)
納品された商品は、すぐに検品して陳列するのが基本です。
客によっては、お目当ての商品があり、納品時間を見計らって来店する客もいます。
スタッフは、納品された商品を検品し、品出しを急ぎます。
検品や品出しをしてても、客が並べば、そちら(レジ)を優先します。
常温の商品が納品される時間帯に働くスタッフは、品出ししながら、常に客の動向に目を配り、レジに並べば小走りでレジに向かいます。
品出しが終わるまでは、この繰り返しとなります…
嫌な仕事2位…
おでんや揚げ物、中華まんなど仕込み業務です。
おでん鍋や中華まん什器、揚げ物什器の清掃は、必ず1日1回以上おこないます。
揚げ物什器や、中華まん什器の清掃は、販売の少ない深夜の業務になる店舗がほとんどです。
おでんの販売数が多い店舗では、1日2回清掃する店舗もあります。
仕込みの1日の始まりは、深夜勤務のスタッフが、朝通勤の客用に、おおよそ4時~5時頃仕込みます。
ここから従業員は、販売が終わる深夜まで、在庫に常に目を配り、残りが少なくなったら、新しくどんどん仕込んでいきます。
揚げ物、中華まん、おでん共に、仕込んでから客に提供できる状態まで、約20分程度かかるため、
早目の仕込みが必要となります。
特に、昼食の時間前や夕食の時間前には、客数に応じた適量の仕込みが重要となります。
ただ、目測を誤って必要以上に仕込めば、売れ残れば全て廃棄となってしまうため、仕込み数にはそれなりの知識と経験が必要です。
よって、仕込み数は、慣れるまでは先輩スタッフや店長に確認してから仕込むこととなります。
ちなみに、仕込んでから、4時間~6時間程度で売れ残った商品は、残念ながら廃棄となります…
嫌な仕事1位…
満場一致で清掃業務、特にトイレ掃除でした。
トイレ掃除は、きちんと管理されたコンビニなら、全てのシフト時間帯に1度、必ず実施されます。
高校生の初めてのアルバイトで、トイレ掃除自体が生まれて初めて、なんてケースはよくあります。
しかも、家族ならまだしも、他人が使ったトイレの掃除をするわけですから…
特に、始めた当初は、きつかったという意見が、圧倒的に多かったですね。
しかも、全ての客が、トイレをキレイに使ってくれるわけでないですからね…
トイレ清掃に入った瞬間、とんでもない状態であることも…
あとはフライヤー清掃も、割と不人気でした。
揚げ物を揚げる油をこしたり、交換したり…
セブンイレブンは、食洗器も完備してますが、結構手もべとつきます。
清掃業務は、とても重要ですが、スタッフには不人気のようですね…
楽な仕事3選…
コンビニの業務で楽な仕事3選も紹介します。
楽な仕事3位…
バックルームの商品の品出しです。
手が空けば、真っ先に取り組むべき業務です。
コンビニは、バックルームにも、それなりの在庫が保管されてます。
牛乳やお菓子、雑貨、カップラーメンなど、売れた商品は、どんどん品出しします。
夏場などは、ソフトドリンクやビールなどもよく売れるので、ウォーク(冷蔵庫)も品出しが必要です。
バックルームにあるのに、店に並べられてない商品があることは、機会損失のなるので絶対にNGです。
品出しに没頭できるのは、店が暇なときなので、楽な仕事の方に選ばれたのかもしれませんね。
楽な仕事2位…
フェイスアップや前出しです。
フェイスアップとは、客が商品を見やすいように、商品を前に向ける作業の事…
前出しは、客が購入して空いたスペースに、後ろに隠れた商品を前に出して、商品の顔を、より見やすくする作業の事…
この作業も、手が空いた時に行ってほしい業務で、よく教育された店舗ほど、フェイスアップや前出しが丁寧にできてます。
これが、きちんとできてるかどうかで、店のレベルがわかるといっても大袈裟ではありません。
品出し同様に、手が空いたときに取り組む業務です。
楽な仕事1位…
楽な仕事1位は発注業務になりました。
これには賛否両論ありますが、ある意味、業務に没頭できるという意味で1位に選ばれました。
発注を任されたスタッフは、ある程度のレベル以上のスタッフ達です。
任された売り場の販売推移を見たり、売り場を整備したり、新商品の選定をしたりと…
自分の仕事が、直接やりがいにも繋がることから、1位に選ばれたのかもしれません。
また、発注業務と売り場作りを任されたスタッフは、他のスタッフよりも時給が高い可能性も高いです。

この記事のまとめ
コンビニ業務は、客数や納品数によって、その忙しさは大きく異なります。
雨が降った日などは、逆に暇すぎて、時間の経過が遅く感じ、余計に疲れてしまうこともあります。
大切なのは、自分が働く時間の業務パターンを、なるべく早くマスターして、身体が自然と動くようになると、仕事も楽しくなってくると思います。
仕事が楽しくなれば、それは客にも伝わりますし、自然と自覚も芽生えてきます。
そこまで成長できれば、あまり嫌な仕事、楽な仕事で区別することもなくなるかもしれません。
私の記事が、少しでも参考になれば幸いです。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとう御座いました。