辞めたい理由も人それぞれですよね…
人間関係が辛くて辞めたい…
客の質が悪すぎて辛い…
客商売に向いてないのではないか…
オーナーや店長がキツイ(-_-;)
仕事ができなすぎて辛い…
現在も現役でコンビの店長の私は、今まで何人もの退職報告を受けてきました。
出来ることなら、アルバイトはお互い円満に退職することが望ましいですよね。
今回は、店長の立場として納得できた退職理由を、いくつかの実例をもとに紹介します。
コンビニを辞める理由で悩んでるあなたに、少しでもヒントになれば幸いです。
コンビニバイト辞めたいな…でも言いにくい…すんなり辞める方法教えます!
まず、法律上の観点から紹介します。
社員やアルバイトなど、労働者は、退職を希望すれば辞められることが法律で定められています。 雇用契約期間に定めのないアルバイトであれば、退職意思を伝えた2週間後には辞められることになっており、会社や店舗は、これに従う必要があります。
このように法律上は、2週間前に伝えることで、アルバイトを辞めることは可能です。
ただ、ほとんどのコンビニは、1ヵ月単位でシフトが既に組まれてます。
つまり、1ヶ月先まではシフトが決まってます。
私が店長を勤めるコンビニでも、バイトを辞める際には、出来ることなら1ヶ月程度の猶予が欲しいと常日頃お願いしてます。
これは、コンビニに関わらず、多くのパート・アルバイトを抱える業種ならどこも一緒だと思います。
あくまでも、お願いにはなってしまいますが、可能であれば退職する日まで、1ヶ月程度の猶予はお願いしたいのが本音です…
1ヶ月の猶予が必要な理由…
平均的な客数のコンビニは、基本2人体制でシフトを組んで店を回してもらうため、1人辞めてしまえば、代わりのスタッフを探さなければなりません。
3人体制にすることは、経営上難しく…
辞めることがわかった時点で、新しい従業員を募集することになります。
流石に1人では店を回すことは出来ません。
これはコンビニ経営の難しさでもあります。
募集にかかる時間は?
こればかりは、募集してみないと分かりません…
タイミングが合えば、すぐ来ることもありますし、いつまで待っても全く来ない事もあります。
幸い早急に決まったとしても、トレーニングして1人前になるには、それ相応の時間がかかります。
その間は、今いるスタッフ達で、抜けたシフトの穴埋めをすることになります。
シフトを組むオーナーや店長が、一番頭を悩ませる業務の1つではないでしょうか?
辞めさせてあげたい気持ちはあっても、1ヶ月程度の猶予をお願いするのはそんな理由からです。
コンビニバイトを辞める理由5選…
私は今までに、店長として何人もの『退職報告』を受けてきました。
今回は、その中でも特に多かった退職理由5選をまとめてみました。
縁あって働いた職場ですから、今後も客として来店できる、そんな辞め方が望ましいですよね…
1選.学校の成績が下がってしまい、親にバイトを辞めるよう言われてしまった…
学生ベースにはなりますが、この理由はもっとも多く、そして引き留めにくい理由にもなりますね…
あなたがもし学生なら、最も無難な退職理由になるのではないでしょうか?
でも、コンビニバイトは引き留められがちです…
今回、きっちり辞めたいと考えるなら、もう1つ答えを準備しときましょう。
コンビニ主体者は、優秀なバイトなら、可能な限り残ってほしいと思うのが本音です。
こんな風に引き留められる可能性があります。
「しばらく休んで、成績が戻ったら(上がったら)また戻っておいでよ!」(実際に言った経験があります!)
「取りあえず週1回、いや2週間に1回でも厳しいかな?」(これも、実際に言った経験があります!)
在籍だけでも残してもらえば、他のバイトはしにくいでしょうし、何とか残って欲しい、戻ってきて欲しいと思うのが本音です。
しかし、中途半端にならないように、もし今回きっちり辞めたいなら…
「お気持ちはうれしいですが、集中して勉強したいので、一旦退職扱いとさせてください!勉強が落ち着いたら、私の方から、連絡させていただきます…」
こんな感じの答えも、一応用意しといた方がよさそうですね。
もごもごしてると、在籍を残されかねませんからね!
コンビニバイト、引き留められガチですので、しっかり準備しときましょう。
2選.〇〇の理由で引越すことになりそう…
本当に引っ越したかどうかは、調べようもありませんが、これも割と多い退職理由の1つです。
両親やご主人の仕事の都合、あとマイホーム購入なんかもありましたね。
やはり、きっちり辞めたいなら、もう1つ答えを準備しときましょう。
「交通費出すから、週1~2回だけでも入れないかな?」(実際に言った経験があります!)
こんな風に、引き留められる可能性があります。
「申し訳ありません…お気持ちは嬉しいですが、電車で通うのは、ちょっと厳しいです…」
こんな理由で断られました。
きっちり辞めたいなら、ここも答えは用意しときましょう。
「申し訳ありません…お気持ちは嬉しいですが、電車で通うのは、ちょっと厳しいです…」
3選.他にやりたい仕事が見つかった…
少し寂しい気持ちにはなりますが、これも割と多い理由ですね…
学生さんだと、スタバやタリーズなど、お洒落そうな職場で働きたいと考えるケースや、パートさんだと、今よりも時給が高い職場への転職希望などがありますね。
コンビニは、個人経営が多いため、大手の時給が高い職場に、スタッフを取られてしまうことは、ある程度仕方がないことだと考えてます。
もし、時給を上げてでも、残ってほしい人材であれば、その時は交渉することになるでしょう…
あとは、こんな風に止められがちです…
(そっちは…)「客数も多いから大変だと思うよ…」
「人数も多いから、希望日数入れないかもよ…」
「人数多いから、人間関係が難しいと思うよ…」
こんなところでしょうか?
「承知の上で、挑戦してみたいと考えてます!」
はい、これ以上は引き留められませんね…
4選.人間関係が辛くて辞めたいです…
この理由で辞めたいと考える方も、実は非常に多く、私たち管理者が頭を悩ませる問題でもあります…
特に女性同士に多い傾向があり、シフトの組み合わせには苦労するところです。
理由が人間関係だけで、改善されれば問題ないのであれば、退職を決意する前に、一度は相談してほしいですね。
コンビニには、10年以上のキャリアを持つ、仕事は出来るが、かなりのくせ者で、重鎮のような存在のおばちゃんが存在しガチです。
60~70歳で、お中元お歳暮、クリスマスケーキ、うなぎ弁当※など、予約が取れる顧客を持ち、店内で売り込みでもやれば、常連客とはほぼ友人なので、かなりの売り上げを持ってます。
※土用の丑の日
ただ、この手のおばちゃん、かなり癖が強い傾向があります…
本人に悪気はないのですが、人によっては、全く相性が合わないことがあります。
ただ、こちらも癖が強い事はわかってますので、相性が悪ければ、他のペアと変えてみたり、シフトが被らないよう調整してみたり、働きやすい環境(時間)に変えてあげることは可能な限り調整します。
仕事が嫌でなく、人間関係だけなら、一度は相談してほしいのが本音です。
それでも管理者側が改善してくれなければ、そのときはきっちり退職してしまいましょう…
5選.ミスが多くて申し訳ない…
「ミスが多く…これ以上迷惑をかけるわけには…」
大きなミスをした直後に、退職を希望するスタッフもいます。
現在は、自動釣銭機の普及で、レジ違算がでることは少なくなりましたが、以前は5千円のマイナスをだしてしまったり、タバコ1カートンを1個の値段で売ってしまったり…
わりと大きめのミスをしたとき、つまり落ち込んだ時に言われガチです。
ミスをして申し訳なく思うなら、辞めるのではなく、今後はミスをしないように、気を引き締めて頑張っていただきたいです。
ミスをしたから辞めるのでは、本音を言わせていただけるなら最悪です!
本当に申し訳ない気持ちがあるなら、きちんと反省して、気を引き締めて、お店のために頑張っていただきたいです。
この記事のまとめ
退職理由には人それぞれ、様々な理由、また急な都合もあると思いますが、やはり1ヶ月程度の猶予はお願いしたいです。
たまにいますが…
『バックレ』だけは、絶対に止めましょう!
『辞める…』とは、とても言いにくいとは思いますが、自分の意思を伝えることができなければ、今後もきっと同じことの繰り返しになると思います。
これは、大人になれば自然と身につくようなスキルではありません。
しかも、働いた分の給料が、もしも振り込まれなければどうしますか?
きちんと自分の意思を伝えて、しっかりと引継ぎしてから、次のステップへ進みましょう。
せっかく縁あって働いた職場です。
ルール通りに、きちんと退職して、今後は客としても顔が出せるような、そんな辞め方がお互い望ましいですよね。
私の記事が、少しでも参考になれば幸いです。
今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとう御座いました。